弊社への修理(クリーニングやペイントも含む)をご依頼の際は、必ず下記の注意事項をご了承の上ご依頼ください。
修理全般に関して
・修理の仕上げに個体差が生じることがあります。
・劣化の進行具合を外見で判断することが難しい場合がございます。
・製造から5年以上経過しているものは素材・接着剤の劣化が進行している場合が多くあり、修理時に剥離、破損する恐れがあります。
・お客様から依頼品をお預かり後、物によっては1度パーツを分解をしてみないとご提案ができない場合がございます。
修理作業による負荷について
修理品の取り扱いや事前のチェックは慎重に行っていますが、内容によってはお靴に負荷をかけざるを得ないことがあり、劣化が進んでいる箇所(プラパーツ、レザーなど)が損傷してしまう可能性がございます。
接着修理の注意事項
・手作業にて修理を行うため、数ミリほど接着剤の跡が残る場合があります。
・接着作業の途中でソールに劣化が見られた場合は、接着が不可能となります。その際には別途お見積りをいたします。
・一度剥がれてしまったものを接着しているため、接着後の強度は新品時よりも低下します。
・使用している接着剤は熱で緩む場合があります。直射日光や照り返し、高温の室内などに注意してください。
・メッシュ素材やキャンバス素材、エナメル素材は性質上、接着力が弱くなる場合があります。
・特にエナメルやパテント素材を含む靴は、接着作業や下処理剤の負荷により劣化が進んでしまう可能性が高く、剥がれやシワが発生しまうと元に戻すことができません。その場合接着の強度も弱くなってしまうため再修理の対象外となってしまいます。ご了承をいただきたいと思います。
接着修理に関して3ヶ月保証の対象外となる場合
・以前に市販の接着剤などにて接着をされている場合
・ソールまたはアッパーに劣化が確認された状態で接着を依頼した場合
・ソールまたはアッパーの特殊形状や素材により保証がつけられない場合
クリーニングの注意、免責事項
クリーニング時、下記のような破損、形状の変化があった場合には当社は一切の責任を負いません。
- 製造から3年以上経過した製品のうち – 加水分解(高温多湿の状況で起きる科学的な劣化)が起きているもの
- 外観の問題が無くとも内部劣化が激しく、外見により判断することができない場合の破損
- 外観上、予測不可の破損。製造からの経過年数にかかわらず、着用頻度、着用状態により破損する可能性がございます。 接着した中敷き、かかとのクッション部分は摩擦と衝撃により破損しやすい状態にあり、劣化が進んでいることが多いです。
- 両サイドラバーのつなぎめ部分に生じる、足の屈曲による割れ、接着剥がれ。
- クリーニング前より着用中の摩耗によるスレ、破れ、穴あき、傷みが起こる可能性がございます。
- 合皮・ゴム部分は年数や使用回数により劣化が始まり、硬化やひび割れすることがございます。
- ラメ・ストーン等のボンドで付いている装飾はボンドの劣化で剥がれる事がございます。
- キャンバス地や染色が浅い素材は洗う事で色落ちすることがございます。
- ソールに入り込んだ小石は完全に取り除く事は出来ません。
- 革製品はクリーニングにより、元の色より濃くなったり、風合い形の変化が見られる事が多々ございます。
- 革素材が使われている物は他の素材に色が移染してしまうことがございます。
- 靴の使用頻度、種類により風合い、色、形が損なわれしまうことがございます。本体とソールをつなげる接着剤等はクリーニングによって剥がれてしまうことがございます。
- プリント、塗装箇所は水を使いブラシでのクリーニングになり、プリントや塗装箇所の劣化が進行し剥がれてしまう可能性があります(年数問わずに劣化は進行します)。その際には当社は一切の責任を負いません。
保管に関して
弊社での靴の保管期限は 3 ヶ月となります。本見積もりのご連絡、又は修理完了のご連絡から、3ヶ月を経過してもご連絡が取れない場合は廃棄させていただくこととなりますのでお気を付けください。
ご理解をいただいての修理となりますので、宜しくお願い致します。
修理不可やキャンセルの場合
修理不可または修理キャンセルとなった場合は、着払いでのご返送となります。ご希望の場合は、弊社にて廃棄も可能です。