近年欧米にて加熱気味の「ソールスワップ」(Sole Swap)を知っていますか?
英語が詳しい人ならイメージが掴めると思いますが、ソールスワップは主にスニーカーのソールを別のスニーカーと”交換”するカスタマイゼーションです。
こちらのページではソールスワップについてのいろいろの視点から詳しく紹介していきます。当サイトと店舗ではスニーカー持ち込みでのソールスワップサービスなども行っているので合わせて利用してみてください。
ソールスワップ以外のスニーカーカスタムについて知りたい場合には下記記事にて。詳しく解説しています。
まずはソールスワップについて
近年スニーカー人気が非常に高まりを見せています。その中でショップコラボやブランドコラボなどのスニーカーが実にたくさん生まれでています。
人気のモデルは手に入れることが困難なこともあり、スニーカー人気がとどまるところを知りません。そういった中でソールスワップは生まれました。
具体的な時期は不明ですがここ2015年ごろより北米にて始まったのが広まったようです。
どこの国でも「誰も持っていない自分だけのスニーカー」を所有したいといったニーズはあります。そういったスニーカーマニアたちから支持を受けているのがソールスワップです。
ソールスワップを語る上で欠かせない重要なファクターが3つあります。
- インスタグラム
- 過熱気味のスニーカーブーム
- コラボスニーカーの非常な人気と品薄感
まずソールスワップの普及に大きく貢献したのがインスタグラムなどの写真共有SNSです。今まではショップ主導でしか共有できなかったスニーカーを”個人”が共有できるようになりました。
これによって個人のソールスワッパーが自分のオリジナルスニーカーをSNSを通じて発表する機会を得たのです。そういった個人のソールスワッパーは探してみると意外と多いので#soleswap #ソールスワップなどのハッシュタグで調べてみるととても楽しいです。
次に来るのが近年のスニーカーブームです。斜陽産業である革靴とは裏腹にスニーカーの人気は年々上がっているようにも思えます。
日本ではビジネススニーカー(ビジスニ)など仕事にスニーカーを履いていくのを解禁する企業も出てきました。
最後のファクターがオフホワイトやアトモスなどを主流とするコラボスニーカーです。
オフホワイト✕ナイキのスニーカーなどは常に数量限定で基本的に市場に出回る数自体が少なくなっています。需要はたくさんあるのに、供給が少ないと消費者は常に”渇望”状態に置かれているといったも過言ではありません。
そういった渇望感がソールスワップにて自分だけのスニーカーを生み出そうといった欲求につながっているのではないでしょうか。
ユーチューバーの朝岡さんの動画でもソールスワップについて詳しく解説しています。
専門店に依頼するソールスワップサービス
「ソールスワップを自分で出来るよ」といった人はあまりいないでしょう。けれども「このスニーカーとあのソールを組み合わせたらどうなるのだろう」と空想する人はおそらくとても多いのではないでしょうか?
そういった場合に便利なのがソールスワップサービスです。当サイトでは専用の設備と経験豊富なスニーカー修理職人がソールスワップ代行可能です。
またこのソールはスワップ出来るか?などの相談も可能です。
◯ソールスワップ料金
- 一般 16,500~18,150円
ソールスワップの注意点
それでは依頼する前に確認することなど、ソールスワップの注意点について説明していきましょう。
一度スワップしたものは基本的にもとに戻すことは出来ません。後悔しないためにも注意点について目を通してみてください。
事前に相談は必須
ソールスワップは簡単なカスタムではありません。ですので事前にどういったソールをつけたいのか必ず職人に相談しましょう。
ソールやアッパーのタイプによってはソールスワップ代行をお断りすることもあります。ソールやアッパーの形状が特殊なものやソールとアッパーの相性が悪いものなどは不可の場合が多いです。
スニーカーアトラダム高円寺店ではスニーカー持ち込みにて直接職人に相談が可能です。特殊なスワップについては来店での依頼をおすすめします。
ドナーは基本依頼者が用意
基本となるスニーカーとソールを使用するドナースニーカーは依頼者にて用意となります。ドナー購入にて依頼を検討している場合には事前にメール等にてスワップ可能か問い合わせるのがいいでしょう。
同ブランドなら同サイズが基本です。一部モデルに例外的にやや大きい木型(ラスト)を使用しているものもあるので、注意してください。この辺のソールとアッパーのサイズ感についても事前に相談するのが無難です。
劣化しているものはスワップ不可
中古にて購入したものなどに多いのがソール劣化です。ソールが劣化してるものはソールドナーとしての使用が出来ません。
ソールが劣化しているものや、加水分解がある程度進んでいるものはソールを剥がす段階で形が崩れてしまうことがとても多いためです。
もちろんアッパーのみを使用する場合はスワップが可能です。
ソール劣化や加水分解について詳しく知りたい場合には下記のコラムを見てみてください。
エアフォース1に最適な交換用ソールが入荷
自社ブランドのARATAより「ARATA Outsole No.1」という商品が販売されました。
ARATA Outsole No.1を使用することによりソールスワップをせずにエアフォース1のリペアが可能になりました。
料金:2,750円
EUROサイズ 41〜44
オリジナルのワンサイズ下のサイズをお選び頂くのがおすすめです。
ビブラムソールの新規取扱い
修理素材としてのこちらのようなビブラムソールの取扱いも開始しました。
こちらへの交換はスワップとも、オールソールとも言えるかもしれません。歩行時のローリング補助機能も付いており履き心地も良くなります。
ドナーもお客様で用意する必要もありません。
料金:13,200~16,500円
素材のみの販売も行っております。種類はいくつかございます。物によっては受注発注となりお時間がかかります。
自分でソールスワップにチャレンジしてみたい場合
自分でソールスワップをやってみたいといった方も多いのではないでしょうか?でもどうやって作業したらいいかなかなか詳しい情報は出ていませんね。
そういった場合にオススメなのがグラフィック社が出している修理本「How to kicks repair」です!この雑誌はマニアックなスニーカー修理についてかなり詳しく解説しています。スニーカーアトランダムでも取材協力しているので、ソールスワップにチャレンジする際には必ず参照しましょう。
またソールスワップに必須のスニーカー専用の接着剤も下記リンクから購入可能です。プロが使用しているものと同用品なので安心です。
以上ソールスワップについてのコラムでした。ソールスワップをやったことがないといった方も、自分だけのスワップアイディアを試してみてはいかがでしょうか?
その他のスニーカーのソールスワップでお困りの場合にはまずは無料のメール見積りにてご相談ください!
当サイトでは全ての修理に無料の再修理保証をつけています。修理後3ヶ月以内の不具合に関してはすべて無料にて再修理致します。安心してご依頼ください。