「長く履いていないスニーカーを履こうと思ったらソールがボロボロになってしまった!」
「ほとんど履いていないけれども靴底が剥離した」などといった症状でお困りならまずはこちらのページから。どちらのケースも加水分解が起こっている可能性が高いです。
こうなってしまった場合でも、諦めてしまう前に修理を一度検討してみましょう。
加水分解とはどういった状態?
まずは加水分解とはどういった状態を指すのかについてです。スニーカーで起こる加水分解とは空気中の水分がスニーカーの素材に反応して起こる化学反応です。
スニーカーで加水分解を起こしやすい素材はウレタンと合皮です。ソールにウレタンを使用しているモデルなどは、長年履いている場合には加水分解を起こします。
また加水分解はスニーカーやシューズだけではなくバッグでも起こります。バッグで起こる加水分解は主に合皮部分となっています。バッグの内装などによく使用されている合皮部分が劣化することで起こることが多いです。
ヴィトンやグッチのバッグ内袋がベトベトになった経験をお持ちの方も多いのではないのでしょうか?内袋のベトベトは合皮が加水分解を起こして劣化してしまった状態です。
またスニーカーを接着しているのりも劣化します。久しぶりにスニーカーを履こうと思ったら、ソールがきれいに剥がれてしまったなんて場合はソールのりが劣化したためかもしれません。
昨今のスニーカー製造でウレタン系の接着剤も使われていることも多いです。履かずにいたり保存状態が悪いと劣化が早まりますので気をつけましょう。
加水分解を起こしやすいスニーカーモデル
保管の際には湿気や水気に気をつけてください。出来る限り履いて上げることで、加水分解を避けることが可能です。
- ナイキ エアジョーダン
- ニューバランスのミッドソール
- MBTシューズのセンサー部分 etc.
修理方法
それでは加水分解したスニーカーはどういった修理できるのでしょうか?ソール自体が加水分解した場合とソールのりが加水分解した場合の修理方法は異なります。それぞれ紹介していきます。
接着剤劣化した場合
ティンバーランド修理についての詳細は下記より。
接着剤が劣化(加水分解)している場合は再接着での修理が可能です。のりが劣化しているだけですのでオリジナルのソールを一度きれいにしてからしっかりと接着します。
ソールのりのみの劣化は主にEVA系やゴム系の素材を使用しているブランドやモデルに多いです。例えばビズビム(VISVIM)、ポンプフューリーそれからティンバーランドなどです。いずれもソール自体が劣化していなければ、ソール再接着にて修理対応が可能です。
基本的にはスニーカーののり剥がれは専門店に依頼するのが一番ですが、自分で簡易的に接着したいといった場合もありますね。そういった場合には下の動画などを参考にチャレンジしてみてください!
ソールが加水分解を起こしている場合
次にソール本体が劣化している場合です。こちらの場合は修理を断られることが多いので、修理できないと思われているかたも多いのではないでしょうか?
主に一部のエアージョーダンやニューバランスなどに多いソール自体の加水分解も修理は可能です。注意点はオリジナルのソールデザインは変更になる点です。
一体型ビブラムソールは新しく取扱いをはじめたソールです。
素材のみの販売も行っております。種類はいくつかございます。物によっては受注発注となりお時間がかかります。
ソールスワップ
実は加水分解してしまったスニーカーはソールスワップという方法でも修理が可能です。
ソールスワップとは加水分解してしまったソール部分を一度全部外してから、別のスニーカーから新しいソールを移植するカスタムです。もちろんドナースニーカーが必要なので前もって移植可能性を吟味する必要があります。
ソールスワップについてのより詳しい紹介は下記のページを参考してみてください。
またユーチューバーの朝岡さんが紹介するソールスワップについての動画も
参考してみてください。
参考料金
それでは気になる修理依頼の際の参考料金を紹介していきます。当サイトでの修理例を参考に紹介していきます。
- ソールの再接着 両足 4400円~
(ソールのりが劣化した場合) - ミッドソール交換 両足 8800円~
(ミッドソール加水分解の場合) - オールソール 両足 13200円~
(ソール全体が加水分解した場合)
その他特殊な修理については別途見積りが必要です。メーカーにて断られてしまった修理も相談ください。
当サイトでは全ての修理に無料の再修理保証をつけています。修理後3ヶ月以内の不具合に関してはすべて無料にて再修理致します。安心してご依頼ください。